今日はバレンタインデーですね☆
さっそくシフォンイヌちゃんの様子を覗いてみましょう♪

ヒツジ君の家に着いたシフォンイヌちゃんはドキドキです。
(ちゃんと渡せるかな…喜んでくれるかな…)

ピンポーン♪
勇気を出して押しました。

「はーい!!あら、シフォンイヌちゃんじゃないの??」
出てきたのはヒツジ君のお母さん。
「あ、あの…、あ、おはようございます…」
お母さんを目の前にしたとたん、一気に緊張しちゃいました。
「あ、もしかしてヒツジ君に用事かな??」
シフォンイヌちゃんの様子に気づいたお母さんは話を切り出してくれました。
「あ、はい。ヒツジ君いますか??」
緊張も少し解け、元気に話すことができました。

「あ、ヒツジ君。実は渡したいものがあって来たんだ。これ、貰ってくれる??」
すっかり普段のシフォンイヌちゃんに戻って、ちゃんと渡すことができました。
「え、あ、…ありがとう…」
ヒツジ君の方がびっくりです。
家の中では、ヒツジ君のお姉ちゃんたちにその様子を覗かれていました。

「…あ、ねぇ、ヒツジ君の飼ってるワンちゃん見せて♪」
ヒツジ君の緊張した様子を悟ったシフォンイヌちゃんは、
ヒツジ君の大好きな愛犬の話を振ってみました。
「あ、いいよ。今日の散歩でね、この子が…」
ヒツジ君は愛犬のことになるとずーっと話をしてるので、
いつの間にか普段のヒツジ君に戻ってました。
シフォンイヌちゃんは少し呆れたようにその話を聞きながらも、
そんなヒツジ君のことをちゃんと知っていたのです^^

「じゃぁね。また明日学校でね♪」
「うん。じゃぁね、バイバーイ!!」
シフォンイヌちゃんのバレンタイン大作戦は成功したようです☆
と、なるところでしたが、
実はシフォンイヌちゃんにはちょっと心残りがありました。
それは。。。チョコをもらったヒツジ君家にて。

「良かったわね。初めて家族以外からのチョコじゃない??」
「わーかわいいチョコもらったんだぁ♪」
「ヒツジ兄ちゃん、好きって言われたの??」
女姉妹しかいないヒツジ君はみんなからからかわれながら、照れていました。
あれ、気づきました??何か違いませんか??
そう、前日に作っていたシフォンイヌちゃんの手作りチョコではなかったんです。
実は、あんな大きなハートをあげるのが恥ずかしかったのです。
朝になって、とても恥ずかしくなったので、
小さいサイズのハートのチョコも一緒に持って行ったのでした。
でもシフォンイヌちゃんのバレンタインは始まったばかり。
来年はこの大きなチョコもあげれるといいな♪と思うシフォンイヌちゃんでした。笑